2006年02月14日

さようなら親父 -28-

夕方病院また出かけ再び泊まる覚悟だったので、出かける前にシャワーだけ浴びようと思っていた。
2階では妻が二人の子供を昼寝させようとしている。
一人でテレビを見ながら、横になって軽く眠ろうとしたが、眠いだけで寝付けない。
やはり心の中で父のことが心配だったのだろうか。
2時近くになり、電話が鳴った。
何となく緊張。
このころは、電話の音にいちいち敏感になっていた。
母からだった。
『血圧が落ちてきて、危険な状態になりそう』
とのことだった。
急いで準備した。眠気もふっとぶ。
妻に報告したり、着替えたりしていると、また電話が鳴った。また、緊張。
また母の声。
『元に戻ったから、まだ来なくていい。でもできれば、早めに来て。』

緊張が少しほぐれて、また座り込んだ。
しばらく、テレビを見るともなくつけたままボーっとしていた。
時間は3時近くになろうとしていた。

近所には、母の妹の家がある。
私からしたらおばにあたるが、そのおばが家に入ってきた。
おばのところに、連絡が入ったという。
そのおばが迎えに来てくれ、一緒に車に乗り込んだ。
運転するのはおばの息子、いとこのYである。

車の中では、病院のことが気になった。
私たちが行くまで果たして間に合うのだろうか?
正直来るときが来たという感じだった。

4時を目の前にして、病院に着いた。
病室には母、父の兄、その妻、姉がいて、一生懸命声をかけながら、みんなで手分けをしながら手足をさすっている。
父はもう変わり果てて一層、苦しそうになっていた。
posted by センセイジンゴ at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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