2006年01月18日

さようなら親父 -14-

それを聞いて私は、自宅と姉のところに電話を入れた。
母も姉も覚悟を決め、もしものときは夜中でも構わず電話をくれと私にお願いした。

気がつくと、時間は7時近くになっていた。
お腹が空いたのだが、売店はやっているのだろうか?
1階に行き売店のところへ行ったが、閉まっていた。
外は寒いし、出る気もしないので夕食はあきらめた。
仕方がないので、1階の大きいロビーの椅子に座り、ホットコーヒーを飲んだ。
「この病院にはあと何回くらいくるのだろう?」
「父はあと何日くらい実際のところ生きられるのだろう?」
「夜、私と二人だけのときに亡くなったらどうすればいいだろう?」
などと、暗いことばかり考えていた。

病室に戻っても、父は寝息を立てて寝ていた。
このままずっと眠り続けるのだろうか?
看護士は、前日の血圧が落ちて以来、毎時間父の血圧と体温を測りに来る。
血圧も落ち込んだままだが、90近く。体温も平熱だった。
その結果を報告しようと自宅と姉に電話を入れた。
母も姉も少し安心したようだった。

父はよく寝ているようである。
あとで思ったことだが、意識は遠のいているものの、この日私が泊まるということを父は理解し、意識の中にインプットされていたのではないかと思う。
それで、いつもとは違う安心感が生まれ、ぐっすり安心して眠っていたのではないかと思う。
自分でいうのもなんだが、父と私は会話の必要もないほど心が通じ合っていたと思う。
お互い無口な性格でもあり、全体的な性格が似ているのである。
posted by センセイジンゴ at 08:22| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: すっぴんだからあんまり見ないでね(汗
Weblog: 公式メッセージ
Tracked: 2006-01-18 08:44

第二弾
Excerpt: 前回好評だった「総合評価研究所」今回もやりますよ。世の中には様々なものがあります。それには優劣がついていていいもの悪いものがあります。今回はこんなものを評価してみました。
Weblog: 総合評価研究所
Tracked: 2006-01-18 08:44
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