2006年01月20日

さようなら親父 -16-

話は2001年にさかのぼる。
父は67歳。

私は会社の関係で一人台湾の台北市にいた。駐在である。
その5月結婚も控えていたその頃である。

たまたま、家にいた私はトイレの便器に血が付着していることに気がついた。
父のものだった。
病院にいき診断を受けると、父の膀胱に腫瘍があるとのこと。2,3日の入院が必要だった。
私の結婚式の前に2回ほど入院し、手術したのだろうか?
手術は尿道に管を通し、手術を行うもので男にとってみてみれば、耐え難い手術であると推測できる。

そのころは、私も台湾で連絡を待ち心配していたのだが、膀胱という部分的には隔離されているようなところで、がんが発生しても可愛いもので、転移も心配なくすぐ治るだろうという憶測でいた。

それが甘かった。
何度も手術で膀胱の腫瘍を取り除くものの、定期的に再発し、そのたびに父は病院から呼ばれ、一人で荷物を持って入院し、2,3日したら退院して帰宅するということを繰り返していた。実に去年の6月までに10回近く。そのたびに父は憂鬱になり、早くよくなればと願っていたに違いない。また家族をはじめ、まわりの人間も気を使っていた。好きなお酒もそれ以来、まるっきり飲まなくなった。
何をするにも、再発しないような手立てを考慮していたろう。

私が日本にいてたまたま、入院となったときもあった。
そのときは一緒に付き添ったこともあった。
何度も入院しているので、看護師さんとも仲良くなり、改めて説明を受けることもないほど、父は病院ではおなじみになっていた。
posted by センセイジンゴ at 12:46| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: やるぞ!!! えー、待っていても何も起こらない!という事でHIROMI自らアクションを起こします。幸い、このブログを見てくれている人が結構います。ありがたい(-人-;)
Weblog: クラブ好きなHIROの日記
Tracked: 2006-01-20 12:58
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